消火器具Fire Extinguishers
消火器は、火災の初期において「安全、確実に使用できるもの」として、外観や使用方法の統一がなされています。
消火薬剤は、粉末、強化液(アルカリ性・中性)、二酸化炭素や泡状のものが使用され、窒息消火、冷却消火及び抑制消火の原理を応用したものです。
また、日本では市場に多く流通する消火器に対し、安全性確保及び環境配慮の観点から、点検制度の充実のほか、廃消火器リサイクルシステムの運用がなされています。
日本製消火器の特長
安全栓(安全鎖錠装置/IS07165 9.11)の操作方法を統一しています。
(「消火器の技術上の規格を定める省令 第21条、第45条」及び「消火器の検定細則」等)
消火器の不時の作動を抑制するための安全栓に操作方法の統一を目的として、「安全栓を抜く方向を上抜き」に規制しています。
日本の消火器をめぐる諸制度の特徴
品質の維持:耐圧性能点検の義務化
設置後半年ごとの「外形点検」、製造後3年ないしは5年を経過した消火器の「内部点検」に加え、2011年より、製造から10年を経過した消火器に対する耐圧性能点検(水圧試験)が義務付けられています。
廃消火器リサイクルシステム:ユーザーの安全確保と環境配慮のリサイクルシステム
老朽化消火器をスムーズに回収、リサイクルするために、2010年から(一社)日本消火器工業会による廃消火器リサイクルシステムの運用が開始され、廃消火器を適正に処理しています。
回収された廃消火器の粉末薬剤を消火薬剤として再生利用、金属部分を資源としてリサイクル、ゴム・樹脂部分は適正に処理を行っています。
連絡先 | 株式会社消火器リサイクル推進センター |
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ホームページ | https://www.ferpc.jp/ |